主催:文芸誌「PO」(POの会)
協賛:大阪府教育委員会・関西詩人協会・大阪府文化団体連合会・竹林館
日時:平成15年7月13日(日) 13時30分〜16時30分
場所:大阪厚生年金会館ウェルシティ大阪 会議室「クレール」
(地下鉄四つ橋線「四つ橋」下車・徒歩5分)
〒550-0013 大阪市西区新町1丁目14−15
TEL:06-6532-6301(代)
プログラム:
一、伊東静雄紹介および講演者紹介 水口洋治(詩人・文芸評論家)
一、講演:小川和佑(国文学者・文芸評論家)
演題「甦れ、美しい日本語」
一、詩朗読『わがひとに與ふる哀歌』より
(佐古祐二、藤原節子ほか)
一、質疑応答など
参加費:1,000円
講演会終了後懇親会(同会館)17時〜19時(参加費:5,000円)
◇◆◇
詩集『わがひとに與ふる哀歌』の出現は、昭和初頭に始まるモダニズム詩、プロレタリア詩の潮流を大きく転換させたことにある。続く中原中也の『山羊の歌』、立原道造の『萱草に寄す』による近代詩の抒情詩の回復が始まる。都市感性の詩、イデオロギーの詩から抒情詩へである。そして、この三詩集は詩人の個性に従って、それぞれ詩風を異にして抒情詩の在り方を示す典型となった。
その中で『わがひとに與ふる哀歌』は最も苛烈な精神と言語の可能性を極限まで高めた詩集であった。以後の抒情詩はこの三詩集のトライアングルの中で展開していた。
(小川和佑)
−以上、主催者発行案内状より転載−
◇◆◇