ボス黒自身はオス猫らしく平成17年(2005)10月頃に人知れず退去していったが、
里親に出した仔猫を除いても、孫を含めて最大8匹に増殖。
一番懐いたのは(というより、主に世話をしていたのは私の父で、窓に猫用の出入口
を開けて、父の書斎兼寝室に自由に出入りしていた。
その父が平成28年(2016)の暮れに亡くなったので、その後、フサは妹、モコは母
の部屋に入り浸るようになる。サビちゃんは奇しくも父の一周忌の朝に他界した。
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フサ(ヤマトの母/モコの祖母)
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(2015.1.13) |
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フサ(ボス黒の妻) |
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サビ(ボス黒の妻) |
(2016.2.6) |
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(2016.2.7) |
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サビ(オレンジとチビクロの母)
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(2016.4.16) |
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乱(ヤマトの子供/ボス黒とフサの孫) |
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モコ(ヤマトの子供/ボス黒とフサの孫) |
(2016.1.1) |
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(2020.1.1) |
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フサ(ひかりと同い年で、19歳の長寿)
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(2019.4.19) |
ボス黒がわが家に現れて20年近くたった
令和2年(2020)4月現在も、フサとモコは健在なり。
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〈追 記〉 |
ところが、その一ト月後の5月初旬より、モコちゃんが姿を見せなくなりました。
以前から時々来なくなったりする外猫ですが、もう三ヶ月見かけていません。
そして、ひかりと同い年2001年夏頃の生まれで、満19歳(人間でいえば92歳
ほど)になるフサちゃんが、令和2年8月13日の午前7時頃に永眠しました。
老衰です。半外猫ですが、一度も病気らしい病気をしたことがありませんでした。
静かに安らかに眠るように逝きました。
クロちゃんや片目のジュンちゃん同様、妹が庭の片隅に埋葬しました。
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21世紀になってこの20年間、ずっと絶えなかったボス黒の系譜がこれで途切れ
ることになりました。
そして、その同じ日の夕方5時16分に、同い年のひかりちゃんも後を追うように
息を引き取りました。こちらも老衰で、静かな最期でした。
(→「わが家の猫/ひかり(8)〈2020年8月13日永眠・満19歳〉」)
時あたかも盂蘭盆会です。猫をこよなく愛し、フサちゃんなどの外猫を世話して
いた父が帰ってきていて、二匹を迎えに来たのかもしれません。
フサちゃん、そしてひかりちゃん、西向の山の猫みんな、どうか安らかにお眠り
ください。
―合掌―
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