東京名所花暦 −東京学(3)・その文学と歴史−
4月13日〜12月7日/金曜日(13:00〜14:30)
全13回/一般受講料:32,500円
講座コード: 07120018
【講座趣旨】
東京学を講義する第3部として、文政10年(1829年)刊の名著『江戸名所花暦』に倣って、現代東京の四季の花の名所をその文学と歴史を変えて講義します。
東京には季節ごとにどこに、どのような花々が咲くかを一年かけて取材した、いわば東京のエコロジーを発表し、併せて春秋2回のフィールドワークによって東京の花の名所を探訪します。
【受講をお薦めする方】
広く学生から社会人・エンジニアまで。大学文学部・日本文学専攻の水準で。
【講義概要】
第1講 2007/04/13
講座テーマへの招待(ガイダンス)
江戸文化の中で『江戸名所花暦』の位相と、約180年後の現代東京の花の名所との比較
春の部(1) 椿・寒緋桜・寒桜・彼岸桜
東大キャンパス、湯島天神、東京駅構内など
第2講 2007/04/27
春の部(2) 椿・寒緋桜・寒桜・彼岸桜
椿の寺(向島弘福寺)、上野公園、高輪プリンスホテル
第3講 2007/05/11
フィールドワーク(1)
新緑の飛鳥山と六義園を訪ねる
13:00JR王子駅出発〜飛鳥山〜北区飛鳥山博物館〜西ヶ原一里塚〜旧古河庭園〜染井吉野桜記念公園〜六義園15:00現地解散(最寄駅JR駒込)
第4講 2007/05/25
春の部(3) 桜
江戸名残りの名桜・白山旗桜・渋谷八幡金王桜・新宿円照寺の右衛門桜・世田谷豪徳寺の臥竜桜など
第5講 2007/06/08
春の部(4) 梨花・山吹・菫・桜草・牡丹・百合
神田川畔、多摩川河川敷、北区浮間公園、足立区都市農業公園など
第6講 2007/06/22
夏の部(1) 牡丹・花りんご・藤・菖蒲・つつぢ・花水木・ユリの木・ばら・橡の花
西新井大師、小石川植物園、亀井戸天満宮、根津神社、日比谷公園、四谷駅街路樹、駿河台マロニエ通など
第7講 2007/07/06
夏の部(2) 紫陽花・蓮・朝顔・鬼灯・蛍・納涼・百日紅・爽竹桃
上野不忍池、入谷鬼子田神鬼灯市、浅草寺、朝顔市、椿山荘蛍狩、ニコライ堂など
終了後14:30-15:30「山の上ホテル・シェヌー」で懇親会(希望者のみ)
第8講 2007/10/05
後期講義内容の説明(ガイダンス):特に新しい受講者のために
秋の部(1) 落鮎・虫聞・菊・銀杏・紅葉
向島百花園、半蔵濠、立川昭和記念公園、東京ベイエリアなど
第9講 2007/10/19
秋の部(2) 落鮎・虫聞・菊・銀杏・紅葉
飛鳥山、新宿御苑、二子多摩川、神宮外苑、高尾山、深川清澄園など
第10講 2007/11/02
フィールドワーク(2)
芭蕉遺蹟と紅葉を訪ねて
13:00明大アカデミーコモン正面出発〜地下鉄小川町(都営新宿線乗車)〜森下駅下車〜芭蕉記念館〜芭蕉庵跡〜清澄庭園〜深川江戸資料館〜15:00現地解散(最寄駅地下鉄半蔵門線と大江戸線清澄白河)
第11講 2007/11/16
秋の部(3) 十月桜・候島
日比谷公園、足立緑地公園、皇居外濠など
冬の部(1) 山茶花・茶の花
神田淡路坂、古河庭園など
第12講 2007/11/30
冬の部(2) 寒牡丹・水仙・満作・蝋梅
上野東照宮、国立自然教育園、北の丸公園、小金井公園など
第13講 2007/12/07
花と東京を考える
園芸都市江戸から200年、小さな文化の擁護緑地化と余後の東京、東京学とはなにか。
受講生からの自由発言(シンポジュウム形式で)講義終了に当たって。
履修証書授与
終了後14:30-15:30「山の上ホテル・シェヌー」で懇親会(希望者のみ)
〔教材〕
小川和佑『花と団子の東京散歩』(廣済堂出版)1,575円
(各自購入)
〔参考書〕
小川和佑監修『花と俳句の東京散歩』(K.K.ベストセラーズ)1,995円
〔その他〕
フィールドワークの交通費等は別途実費となります。
後期からの受講も可能です。
前・後期通して8割以上出席者には履修証書を授与されます。
−以上「明治大学リバティ・アカデミー総合案内」より転載−
★お問い合わせ・申し込みは、明治大学リバティ・アカデミー公式WEBサイトへ