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小川ゼミ通信2003 平成15(2003)年〜平成16(2004)年


〔平成16年4月20日〕

「小川ゼミ通信」Vol.19
小川和佑ゼミナールOB会の皆様へ
 西山です。桜前線も青森まで北上しました。今年の春はみなさんにとってどんな春になったでしょうか。
 さて、本日、小川和彦さんから電話があり、今夜、和佑先生がラジオに出演するとのことですのでお知らせします。

本日(4月20日)、午後11時20分〜
NHKラジオ第一放送「深夜便」
番組表を見ると、「くらし/エッセイ/花が好き、自然が好き/歌/心」とありますので、「花が好き」のコーナーで、お話またはインタビューがあるのだと思います。
なお、同番組は、午前1時から、NHK・FMでも放送されるようです。


〔平成16年4月9日〕

 この春出た小川和佑先生の記事・談話・エッセイ・単行本をまとめて紹介

〔新聞〕
(1) 「読売新聞」3月24日夕刊−〈トレンド館〉
  ・紹介記事(『桜の文学史』『花と団子の東京散歩』)
(2) 「産経新聞」3月27日朝刊−〈こころ〉
  ・小論「桜美・桜愛 情理を越えた帰巣本能を誘う花」
〔雑誌〕
(3) 『オブラ』4月号(講談社・2月26日発売)
  ・談話+小川和佑先生の著書を参考にして再構成されたと思われる記事「桜と日本人の歴史」
(4) 『サライ』〈未確認・号数不明〉(小学館・毎月第1/第3木曜日発売)
  ・−−
(5) 『九段界隈 桜みち』第8号(國分生活研究所・年1回3月中旬発行・定価500円+送料140円)
  ・エッセイ「東京名所花巡り10選」  *購読申込先[bunn.kokubunn@nifty.ne.jp]
(6) 『婦人公論』4月22日号(中央公論社・4月7日発売・定価550円)*表紙=美輪明宏
  ・鼎談〈婦人公論井戸端会議〉「花見の頃を過ぎても」
   ゲスト=小川和佑/勝木俊雄(多摩森林科学園主任研究員) 司会=糸井重里 

〔単行本〕→詳細は新刊案内を参照のこと
桜の文学史』(文春新書 363)−2月20日・文藝春秋刊・861円
あらすじで味わう名作文学 古今東西の名著三〇選』−2月27日・廣済堂出版・1,260円
『東京名所花暦 花と団子の東京散歩』−3月27日・廣済堂出版・1,575円
『四季の日本 花暦十二ヶ月』 −3月30日・竹林館刊・1,475円


〔平成16年3月23日〕

「小川ゼミ通信」Vol.18
小川和佑ゼミナールOB会の皆様へ
 お元気ですか、西山です。いつも一方的にメールを送って恐縮です。

 今、和佑先生と電話でお話したところです。前回ご案内した通り、今度の日曜、先生は長崎の諫早に飛んで、伊東静雄について講演。まずまずお元気のようです。
 さて、東京でも桜の開花宣言が出されました。桜の季節といえば小川先生ということで、先生の最新情報をお伝えします。

(1)まずは明日3月24日「読売新聞」朝刊・自宅を取材してのインタビュー記事が載るそうです。
(2)続いて3月27日「産経新聞」朝刊・桜のエッセイ
(3)雑誌「オブラ」4月号(2月26日発売・講談社)
(4)雑誌「サライ」号数不明(毎月第1/第3木曜日発売・小学館)

☆新刊が相次いで三冊刊行されました!
(5)新書『桜の文学史』(文春新書 363)好評発売中・820円
(6)単行本『あらすじで味わう名作文学 古今東西の名著三〇選』廣済堂出版・2月27日発売・1,200円
(7)単行本『東京名所花暦−花と団子の東京散歩』廣済堂出版・間もなく発売・1,575円


〔平成16年2月5日〕

「小川ゼミ通信」Vol.17

九州在住のOBに朗報です。小川和佑先生が長崎の諫早市で講演します。
平成16年3月28日(日)午後1時〜
・伊東静雄追悼・第40回「菜の花忌」/諫早公園(長崎県諫早市高城町)伊東静雄詩碑前にて
・菜の花忌終了後、諫早観光ホテル道具屋にて第14回伊東静雄賞授賞式と記念講演会
・記念講演:小川和佑和先生「伊東静雄とその時代」 (懇親会:会費3,000円)

本年度の明治大学リバティ・アカデミー公開講座の講義要項が発表されました。
今年のテーマは「詩歌で綴る司馬遼太郎の『坂の上の雲』―近代明治の再発見―」
フィールドワーク(野外講義)は、5月7日の予定(上野〜谷中)

先生のエッセイ「花暦12ヶ月」連載完結!(「俳句四季」2003年1月号〜2003年12月号)


〔平成15年12月17日〕

ツアーから丸二ヶ月が経ってしまいましたが、明大リバティ・アカデミー公開講座の後期フィールドワーク「軽井沢文学ツアー」の模様を、「軽井沢文学散歩アルバム」として、別項にまとめてみました。軽井沢駅をスタートして、ほんの一時間ほどの行程までですが、むかし撮った写真も併せて、まずは〈その一〉をアップ。


〔平成15年11月1日〕

明大リバティ・アカデミー公開講座の後期フィールドワーク「軽井沢文学ツアー」は、ゼミOBも参加し、大成功のうちに終了しました。また、11月11日にはこんな講座も開催されます。
 但しこれは、「区内在住または在勤・在学で、原則として全日程参加できる方」ということですし、すでに募集は締め切られていると思いますが、参考までに。
東京北区〈区民大学〉第86期『隅田川まるかじり』(小川和佑先生のテーマは「隅田川と近代文学」)


〔平成15年9月25日〕

「小川ゼミ通信」Vol.16
小川和佑ゼミナールOB会の皆様へ
 西山です。お元気ですか。今日は明大の話題と軽井沢文学ツアーの件を。
 短説のメーリングリスト座会でちょっと話題になったのですが、そちらに投稿するような話ではないので、明大OBの方に送ります。(卒業してしまえば大学のことなんか関係ないというのが大方でしょうが、まあ参考までに)

 新聞報道などでご存知の方もいると思いますが、まず、明大の二部がなくなるという話。
 これは、従来の一部・二部を区別する制度がなくなるということで、夜の授業がなくなるということではありません。朝9時から夜10時までフレックスになる。元々一部・二部で単位数や資格その他で差別はなく、(現に僕らの卒業証書に「二部」卒業という但し書きはどこにも付いていない)、一部と二部あるいは他学部ともある程度融通がきいたわけですが、それをもっと拡大したかたち。朝っぱらから行きたくないとか昼間アルバイトしたりとか、むしろ夜の授業の方が人気が出てくるのではないでしょうか。
 入試はどうなるんだという問題はありますが、生涯学習や社会人講座に力を入れている明大なので、おそらく社会人入試特別枠はなんらかの形で残すでしょう。しかし学費の問題は残る。制度や授業が同じ内容なら学費の安い二部を選択するという手がなくなる。いろいろ能書きを言っても、おそらくこれが一番の目的じゃないでしょうか。明大は私学の中では学費が安いことで有名ですが、二部はとりわけ安かったですから。(小学生の進学塾より安い!)。二部を廃止すれば、一部の学費を下げても採算が取れる? それで集客し、少子化に備える。

○文芸科の件
 これは正確には「文芸学専攻」といい、小川和佑先生が通っていた頃の「文芸科」とは別物です。また「文芸学科」でもありません。二部だけに設置したもので、苦肉の策でそういう名称になっているだけ。従って残念ながら、早稲田や日大芸術学部の「文芸」とは異なります。で、これがとうなるのか。気になったので調べてみたら、やはりなくなります。正確には改組されるのですが……。
 公式ホームページによると、
「文学部は創設以来の文芸科の伝統と理念を継承発展させ、多様化する現代の新たなメディア環境を主体的に生き抜く『表現主体』の育成を目指して、文芸メディア専攻を2004年4月に開設します」とのこと。
 これに伴い「文芸学専攻」はなくなりますが、主任教授は相変わらず野毛孝彦先生が予定されているので、まああまり変わらないでしょう。いい意味でも悪い意味でも。要するに日本文学専攻と差別するための方便+集客力を狙ったイメチェン。この名称だと、僕らからするとだいぶイメージが違うのですが、大昔、文芸科とともに新聞科という珍しい学科(日本で唯一?)があり、その二つを合体させたと考えれば、まあ良しとしなければならないでしょう。
 因みに、去年か一昨年、「心理社会学科」という僕らの頃にはなかった新しい学科が増えています。来年度からの構成は以下の通り。
■文学科(日本文学専攻・英米文学専攻・独文学専攻・仏文学専攻・演劇学専攻・文芸メディア専攻)
■史学地理学科(日本史学専攻・東洋史学専攻・西洋史学専攻・考古学専攻・地理学専攻)
■心理社会学科(臨床心理学コース・臨床社会学コース)

 明大は現在建設中の新校舎「アカデミーコモン」を社会人教育や地域コミュニティーのために開放するそうですが、それはそれでいいとしても、どんなにいい設備が揃ってもセキュリティーシステムの完備されたインテリジェンス・ビルディングでは、昔のような「もぐり学生」は入りづらい。明大の特に駿河台校舎は、都心の真ん中で、キャンパスというものがなく街と一体化しているので、おそらく日本で一番「てんふら学生」が多かったところだと思います。
 建設中の新校舎「アカデミーコモン」とは、僕らが通った5・6・7号館の跡地に建つものです。で、僕的には、設備が整うことのメリットよりも、「てんぷら学生」が入る余地がほとんどなくなってしまったことのデメリットを残念に思うわけです。モグリ学生が多いことが明大と早稲田の自慢だった! もっとも、今では、「てんぷら学生」などという言葉は死語であり、そんな人種?もいなくなってしまったのかもしれませんが。大学に限らず、施設という施設のセキュリティーや管理が強化されるには、それなりの理由(というより明確な理由)がありますが、そうせざるを得ない世相が悪いのであって……。言っても詮のないことですが、昔の日本の家屋には鍵などなかった。いや必要なかった。蒸し暑い日本の夏は、蚊帳を張って、縁側の戸を開け放しにして涼をとっていたわけで。なんだか話が逸れましたが、この新校舎には是非とも風通しのよいものであってほしいと思いますが、それを悪用したり乱したりする人間がいないことが前提になり……。

○小川和佑先生の軽井沢文学ツアー
 スケジュールや内容は前回お知らせした通り。
(10月17日・日帰りまたは一泊)*雨天の場合は24日に延期。
 先生は信濃追分の「油屋」に一泊の予定。
 で、オプションツアーとして一泊し、翌日追分文学散歩をします。これに参加するにはどうすればいいのかという話。いつまでに誰に申し込めばいいのかとか、宿の予約はどうすればいいのかとか。
 結論から言えと、とにかく当日10:00に軽井沢駅前に集合すればOKです。宿の予約は、正規履修者の分も含め、集合時に集計し、当日予約するそうです。雨天延期もあり得るので。それで大丈夫かとも思いますが、もうシーズンオフの平日なので、なんとかなるでしょう。
 従って、直前に休みがとれ、急に行こうと思い立っても大丈夫。といっても、なるべくなら事前に一言先生に連絡しておいた方がいいでしょう。一週間ぐらい前までに分かれば、西山にメールくださればお伝えしておきます。因みに西山もまだ未定です。


〔平成15年8月9日〕

「小川ゼミ通信」Vol.15
小川和佑ゼミナールOB会のみなさんへ
  西山です。小川先生の最新情報をお伝えします。

 前回もお知らせした通り、10月17日(金)に「軽井沢フィールドワーク」が行なわれます。詳細が決まりました。主催者発行の案内状を若干補足して転載します。
 先生は信濃追分の「油屋旅館」に一泊されます。かつて学部のゼミ合宿では1986年、89年、91年と三回「軽井沢文学散歩」を行なっています。今回同行すれば、それの再現になるでしょう。

明治大学リバティーアカデミー 2003後期 教養・文化講座フィールドワーク
小川和佑先生−東京学III 隅田川の文学 「軽井沢文学ツアー」
*ここでは詳細は省略。同じ内容のものを 「軽井沢文学ツアー」要項 にアップしました。
お問い合わせは西山まで。因みに、私の出欠は未定です。
*「公開講座」については公式サイトをご覧ください。
http://academy.meiji.jp/ccs/index.html

 −以上、小川ゼミの最新情報でした。
 私は来週、一足お先に軽井沢に遊びに行きます。では、みなさん良い夏休みを。


〔平成15年6月18日〕

「小川ゼミ通信」Vol.14

小川先生が大阪で講演! 関西方面に在住の方は是非ご参加ください。

〈伊東静雄没後50年記念文芸講演会〉
「浪曼者・伊東静雄−昭和10年代の詩と思想−」
主催:POの会  協賛:大阪府教育委員会・関西詩人協会・大阪府文化団体連合会・竹林館

日時:平成15年7月13日(日) 13時30分〜16時30分
場所:大阪厚生年金会館ウェルシティ大阪 会議室「クレール」
    (地下鉄四つ橋線「四つ橋」下車・徒歩5分)
    〒550-0013 大阪市西区新町1丁目14−15  TEL:06-6532-6301(代)
参加費:1,000円
講演会終了後懇親会(同会館)17時〜19時(参加費:5,000円)

プログラム:
一、伊東静雄紹介および講演者紹介 水口洋治(詩人・文芸評論家)
一、講演:小川和佑(国文学者・文芸評論家)
   演題「甦れ、美しい日本語」
一、詩朗読「わがひとに與ふる哀歌」より(佐古祐二、藤原節子ほか)
一、質疑応答など

*伊東静雄の第一詩集『わがひとに與ふる哀歌』が竹林館より復刻(限定450部)。初版本を忠実に再現したようです。

詩マガジン「PO」109号表紙 詩マガジン「PO」109号「特集 ふるさと」に各論文掲載!

○小川和彦さん(先生のご長男・われわれの先輩・宇都宮大学講師)が「詩歌、そして『ふるさと』 日本の場合、ドイツの場合」を発表。日本人の「ふるさと」のイメージ。ドイツ人の場合はどうか。その詩歌にあらわれた「ふるさと」。共通する部分もあるが、そうでない部分もある。興味深い論考です。

○詩人の堀内幸枝さんが「詩のふるさと『村のアルバム』レポート」と題して、1993年度の小川ゼミで提出されたA君とBさんのゼミ論文を転載。
 この年9月のゼミ合宿では、堀内さんご本人の案内で山梨県「一之蔵村」を散策。夜も詩人を囲んで「熱っぽく語り合った」。その模様は、Y君がビデオに残しているはずだ。桃とワインをしこたまいただいた。「心に残る二日間であった」という詩人の弁は、その場に居合わせた者として何よりも嬉しい。それにしてもあれから十年。三十歳だった私も四十になってしまいました。

○鹿児島の宮内征人君が「一冊の詩集」で、屋久島の詩人・山尾三省の『新月』を紹介。各種詩人名鑑にも載っていない詩人で、私も知りませんでしたが、宮内君が冒頭で引用している「山桜」はいいです。ここにも孫引きしたいぐらいですが、それは「PO」を買って読んでね。

詩マガジン「PO」110号表紙 因みに、8月発行予定の「PO」110号「特集 伊東静雄」には、小川先生と私が伊東静雄に関する論考を寄稿。

小川先生のエッセイ「花暦12ヶ月」は、引き続き「俳句四季」に連載中!
東京四季出版 http://www1.neweb.ne.jp/wa/siki/

さる5月16日、小川先生が講義している明大リバティ・アカデミーの公開講座で「隅田川畔フィールドワーク」が行なわれました。今年のテーマは「東京学III 隅田川の文学−芥川・堀・立原の小説と詩−」。山本太朗君と私、それから「味の手帖」の片山善康氏が飛び入りで参加。浅草雷門に集合し、吾妻橋−隅田公園−堀辰雄旧居−牛島神社−長命寺−向島植桜碑−桜餅「山本」−向島百花園等を巡ってきました。先生と文学散歩するのはやはりいいものです。
10月17日には「軽井沢フィールドワーク」が計画されています。先生は信濃追分の「油屋」に一泊される予定とか。私はこれには行けそうにありませんので、誰か「軽井沢合宿」を計画してください。公開講座の受講生の邪魔にならないように注意すれば、一緒に行動できると思います。


〔平成15年2月4日/2月28日〕

 小川先生の「桜」のエッセイ−各誌発売されました。
桜によせて「桜美・桜愛−かく咲きたらばいと恋ひめやも」(P24〜26)
→『文藝春秋』3月臨時増刊号特別版「桜 日本人の心の花 全篇書下ろし93人の『桜ものがたり』」
(文藝春秋刊・2月26日発売・定価1,000円)
「わたしの桜巡礼−常照皇寺の九重桜〈京都府〉」(P30)/解説「花見の前に読みたい十冊の小説」(P70〜71)
→『オブラ』4月号「大特集 日本の春は、花下遊楽 桜づくし」(講談社刊・2月26日発売・定価580円)
談話(被取材記事)「平安時代の花見スタイルを探る」(P16〜17)
→『一個人』4月号「全国縦断!桜の名所案内100選」(KKベストセラーズ刊・2月26日発売・定価530円)
桜のエッセイ
→『九段界隈桜みち』第七号(3月中旬発行予定・國分生活研究所刊)


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